2019年、米国で注目される飲料トレンド
2018年11月20日
米国のレストラン・ビジネスが注目すべき、2019年に消費者が求める飲料傾向として、下記の5点が挙げられている:
1.酸味
ゴーゼ、ランビック、ワイルドエールなど酸っぱい味が特徴のサワービールの人気が急上昇中。一方、既に米国でヘルシードリンクとして定着している、独特な酸味を持つ発酵飲料、コンブチャの人気はいまだ衰えることはない。
2.モクテル/セッション・ドリンク
(カクテルに対する)モクテル、あるいは、長い時間楽しめるという意味でのセッション/セッショナブル・ドリンクと昨今一般的に呼ばれる低アルコール/ノン・アルコール飲料は、米国のバーテンダーが趣向を凝らし、積極的にメニューに取り入れる必要があるほど、需要が高まっている飲料である。主にフレーバー豊かな果汁飲料、ソーダ、時にはティーをベースとする。
3.とげが特徴の果物のフレーバー
ウチワサボテン、ドラゴンフルーツ等とげのある独特なフルーツのフレーバーが注目されている。これは、今の消費者が、新しくめずらしいフレーバーを好んで飲料に求める傾向にあることを意味している。
4.コールドブリュー
コールドブリュー・コーヒーを店内で造り提供するレストランは少ないが、そのRTD製品も人気が高い。ニトロ・コールドブリューや、ウィジッドを利用した缶コーヒーなど、一工夫加えたアイスコーヒーは今後も増える見込みである。
5.スパークリング
健康志向で売上を伸ばし続けるウォーターの中でも最も成長著しいスパークリング・ウォーターは、フルーツフレーバーなどで今後その種類を拡張するものと見られる。
(Restaurant Business, Nov.19, 2018)