大麻含有のノン・アルコール飲料、コロラド州で販売開始
2018年11月13日
米国のビールメーカー、ミラークァーズ社により20年以上も前に発表され、いまだに根強い人気を誇るベルギー・スタイルのビール、ブルー・ムーン。その開発を手掛けた同社の醸造マスター、Villa氏が、ミラークァーズ社を離れ、CERIAブリューイング社を創設し、今回デビュー作となるGrainwaveホワイトエールを発表した。
ブルー・ムーンとは異なり、まずこの飲料は、ノン・アルコールである。さらに、THC (テトラヒドロカンナビノール) を5mg含有する。
大麻の花や葉に含有される向精神薬の成分THCに、ブラッドオレンジ・ピール、コリアンダーをミックスした結果、深いオレンジの味とともに、大麻から来る苦さも多少感じられる仕上がりとなっている。
昨今話題になることが多い大麻含有のビールは、米国ではまだ発売されていない。しかしながら、ビールメーカーのモルソンクァーズ社及びコンステレーション・ブランズ社がそれぞれカナダの大麻生産会社と提携し、アルコール飲料を含めた大麻含有の飲料市場への足掛かりを着実に築きつつある (弊社業界情報2018年8月9日付、及び、2017年10月31日付に関連記事)。
CERIAブリューイング社のGrainwaveホワイトエールは、12月中旬より米国コロラド州で販売開始される。
(USA Today, Nov.12, 2018)