ペプシコ社とソーダストリーム社、プラスチック容器削減実現を強調

2018年11月 6日

今年8月に、ペプシコ社が家庭用炭酸飲料製造マシーンを供給するソーダストリーム社(イスラエル)の買収を発表 (弊社業界情報2018年9月13日付に関連記事) して以来、ソーダストリーム社の売上は上昇を続けている。この買収は、これら二社が、プラスチック削減に向け明確な決意を示したように思われる一方で、いずれは、世界の清涼飲料メーカー全てがプラスチックに代わる容器を探さなくてはならない状況になるとソーダストリーム社は強調する。
ソーダストリーム社の成長は世界各地で著しく、例えば米国では、前年比30%以上売上を伸ばし、使い捨てのPETボトルや缶に対抗するものとして、競合先に臨んでいる。
再使用可能な容器を使用して、好きな時に水を炭酸化し、消費することを可能にするソーダストリームの装置を持つ消費者は、最終的にはゴミと化す清涼飲料用のPETボトルや缶を、装置を使用開始した最初の年で50%減、その後、1/10まで削減することが可能となるという。
ソーダストリーム社のさしあたっての目標は、現在のプラスチック問題に取り組む活動の一環として、プラスチックボトルを使用する同社ブランド飲料製品を2019年末までにゼロにすることにある。同社は現在、装置のみならず、フレーバー飲料をPETボトルで販売しており、それらをいずれ完全にビンに移行させることを計画している。さらにソーダストリーム社は、公共で使用可能な、大衆向けソーダストリーム装置を活用する方法を現在検討中である。

(Beverage daily.com, Nov.2, 2018)

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