2018年10月25日

ワイン缶充填業界で、処理速度が最も速いと言われる、自動化の要素を多く導入したワイン缶充填ラインが、米国オレゴン州のユニオン・ワイン社により据え付けられる。
ユニオン・ワイン社が拠点とするオレゴン州に広がる43,000平方フィート(約3,995㎡)の敷地には、ビン充填ラインとともに、同社のUnderwoodブランド・ワインのための缶充填を中心とする施設を建設中で、そこでは、ボール社供給の330mlアルミ缶に、600~650/分の速度で、ワインが充填される。従来と比べ3倍の年間生産量が見込まれる。
米国では、ワインの容器として、缶を使用するケースが毎年急速に増えている。米国では、小売店でのワイン売上は、今年6月末までの1年間では、33億ドル止まりで伸びは見られなかったものの、同じ時期の缶ワイン売上は、前年同期比43%増加した。この数字から見ても、缶ワインは、もはやただ単なるトレンドではなく、少なくとも米国では定着したと、同社は見る。今回の缶充填施設への投資は、十分にリターンを期待できる、意味あるものであるとも同社はコメントしている。

(The Canmaker, Oct.23, 2018)

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