音に反応して光るビール容器で、FIFA観戦

2018年 9月 4日

ビールメーカーのアンハイザー・ブッシュ・インベヴ社は、今年6月中旬よりロシアにて開催されたFIFAワールドカップで、会場内で販売された同社ブランドのバドワイザー・ビール用に、ファンであれば収集したくなるようなプラスチック製容器を使用した。
ビール販売で使用されたこのプラスチック製容器は、観客の応援の声などの場内の音に反応して光るものである。容器の底に内蔵された電気回路が、周囲の音に反応し、LED(発光ダイオード)を放つ。既に灯った光が、より大きな音が出ると、さらに明るくなるという二段階で反応する。
この容器を開発したアンハイザー・ブッシュ・インベヴ社のグローバル・イノベーション& テクノロジー・センター(GITEC)(ベルギー)は、グラフィック・デザインも合わせて手掛けた。この500mlサイズ容器には、ビールが売られる時の対戦カードに合わせ、出場チームの国名とその国旗のイメージが描かれている。
同社は、結果として、今年のFIFAワールドカップに合わせ、参加国のイメージを取り入れた容器を70種類以上、合計800万個の容器を生産した。

(Packaging Digest, Aug.29, 2018)

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