英国の飲料缶需要を伸ばす炭酸飲料、クラフトビール、そしてシードル
2018年 7月26日
缶飲料の売上が、英国で著しく伸びていると、英国業界団体 Can Makerにより今週発表されたニールセン調査が明らかにしている。
昨今、消費者は、飲料消費後、使用した容器がどうなるのかに大きな関心を持っている。飲料缶は、最もリサイクルされている容器であり、2017年には、消費されたアルミ飲料缶の72%がなんらかの形でリサイクルされた。
炭酸飲料は、英国では、依然として飲料缶の中で最大のシェアを占める飲料であり、2017年には、その売上を前年比5%伸ばした。
英国では伝統的に人気のあるアップルサイダー(シードル、リンゴ酒)もまた、缶増加に貢献する飲料である。最近では、新しい味を求める消費者に応えるフレーバー・サイダーが缶で販売され人気を集めており、昨年には、缶での売上を前年比6%増加させた。さらに最近では、利便性を提供する小さめのサイズの缶も缶需要を高めている。
クラフトビールもまた、英国では依然人気が高く、缶での売上が順調に増えている。2018年前期では、前年同期比66%増を報告した。
(FOODBEV MEDIA, July 23, 2018 / New food, July 23, 2018)