サーモクロミック・インキの利用を拡張、コカ・コーラ社

2018年 7月12日

これまでは、温度変化に伴い、1色あるいは2色のサーモクロミック・インキを組み合わせてその効果を利用してきた (弊社業界情報2018年2月13日付、 2017年5月9日付等に関連記事)。今回、サーモクロミック・インキを使用したコカ・コーラ・トルコ社は、初めて、純粋な装飾用ツールとしてこの技術を利用すると同時に、サーモクロミック・インキ4色を駆使し、缶が冷え消費に最適なタイミングで、際立つ華やかな装飾を生み出すことに成功している。
コーク缶に描かれる夏をテーマにしたデザインは、角氷、ヤシの木、サンダル、ヨット等10種類にわたる。デザインのパターンは、室温では白色であるが、飲むのに最適な温度まで冷やされると様々な色に変化する。
4色の複雑な印刷工程を経て製造した飲料缶を提供したクラウン・ベブキャン・ヨーロッパ&中東社は、今回、年間20億缶の生産能力を持つトルコの同社工場にて缶を製造、供給している。
コカ・コーラ社によるキャンペーン向けに、年内に7,000万缶を製造する予定で、一部は既に小売店で販売されている。

(Packaging Europe, July 9, 2018 / Food navigator-asia.com, July 4, 2018)

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