製缶会社ボール社、ブラジルの飲料缶製造工場を閉場
2018年 7月10日
今回閉鎖される工場は、南アメリカ大陸のほぼ中央に位置する都市クイアバにある、年間生産能力8億缶を持つ1ラインのみの、ボール社がブラジルで所有する工場の中で最小規模の工場である。
元はレクサム社の工場で、ボール社がレクサム社を買収した2016年よりボール社が所有する。今回の閉場は、レクサム社買収後のボール社による能力整理統合の一環である。
ボール社は、クイアバ工場閉場後も、ブラジルにて8工場を運営する。ブラジルでは、その他、クラウン・ホールディングズ社が4工場、アルダー・グループ及びキャン・パック社がそれぞれ2工場を持ち、ブラジル及び近隣市場向けに飲料缶を製造する。
現在、ブラジルの飲料缶需要は、年間およそ250億缶である。
ボール社は、隣国のパラグアイで新しい飲料缶製造工場建設を計画しており、また、アルゼンチンでは、現在、既存工場を改修中である。
(The Canmaker, July 6, 2018)