使い捨てプラスチック・ストローを紙製ストローに

2018年 6月19日

ハンバーガー・チェーンのマクドナルド社は、9月より、英国及びアイルランドの全ての店舗で、現在消費者に提供している使い捨てプラスチック製ストローを、順次、紙製ストローに代えていくことを明らかにした。
プラスチック製ストローの提供中止を要望する嘆願書には、50万人近くの署名が集まった。マクドナルド社は、英国だけで1日およそ180万本のストローを使用すると報告されている。
同社は、プラスチック製ストローの使用を各店舗で段階的に減らし、来年には完全に排除する一方で、2019年末までに、英国及びアイルランドで、紙製ストローのリサイクル施設を設置する。
また、米国、フランス、スウェーデン、ノルウェー、及びオーストラリアでは、今年後半に、プラスチック製ストローの代替品 (その材料は未公表) を試験使用する。消費者の要望がある場合に限りストローを提供するという地域 (マレーシア等) もある。
カルフォルニア州マリブなど米国の一部の都市では、レストランが、使い捨てプラスチック製ストロー、マドラー、スプーン、フォーク等を消費者に提供することを既に禁じており、来月には、シアトルもこれに続く模様である。使い捨てプラスチック製ストローに代表されるこの動きは、もはや欧州だけにとどまっていない。

(NPR, Jun.15, 2018)

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