炭酸飲料売上、米国で回復見せる
2018年 6月 7日
米国の炭酸飲料(CSD)カテゴリーは、今年5月19日を最終日とする4週の間に、前年同期比3%売上を伸ばしたと、Wells Fargo Securities社は報じた。
これまで売上低迷が続いていた米国炭酸飲料であったが、コカ・コーラ社による昨今のダイエット・コーク及びゼロシュガー両者の新ブランド化の試みが、前年同期比6.1%増と結果を出した。特にコカ・コーラ・ゼロシュガーの売上は、同22.8%増と顕著であった。コカ・コーラ社は、この期間、米国炭酸飲料メーカーの中で最も売上を伸ばしている。
一方のペプシコ社の炭酸飲料売上は、この期間、芳しいものではなかったと報告されたものの、唯一ペプシ・マックスがその売上を前年同期比24.8%増とし、同社の他の製品群の売上を相殺する結果となった。
昨年3.5%の売上増を記録していたエナジードリンク・カテゴリーは、今年、この4週の期間で、前年同期比7%増を報告した。これは、モンスター・エナジー社 (コカ・コーラ社は同社株式18%保有) のこの期間の好調な売上が貢献しており、同社は、同15.7%の売上増を報告している。
(The Canmaker, Jun.1, 2018)