2018年 5月 1日

製缶会社ボール社(米国コロラド州)は、昨日より米国ナッシュビルで4日間にわたり開催されているクラフトビール醸造会社コンフェレンス (Craft Brewers Conference) で、飲料缶の缶胴全面 360度 にわたる “広告” スペースを、缶蓋にまで拡張することで、飲料ブランドに、くじ、特別販促キャンペーン、限定デザインなどの可能性を提供し、ブランドの認知度を高める効果を狙うことのできる缶蓋印刷システムを発表する。
ボール社が今回開発したカメオ・エンド印刷システム(Cameo End Printing system)は、通常、缶胴に印刷されるデザインを、缶蓋にまで広げるもので、2019年に供給の開始を予定している。
現時点では、この印刷技術の詳細は発表されていないが、今回のコンフェレンスにて限定的な生産実演を予定していることから、デジタル印刷技術を使用するものと予想されている。
売り場において、飲料缶はその最上部が、最も目立つこともあるため、お目当てのブランドが探しやすくなるという利点も消費者に提供することができると、ボール社はコメントしている。

(The Canmaker, Apr.30, 2018 / FOODBEV MEDIA, Apr.30, 2018)

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