米国蒸留酒、人気上昇中
2018年 2月15日
蒸留酒が、2017年米国にて記録的に売上を伸ばしたと米国蒸留酒審議会(The Distilled Spirits Council) は報告した。
2017年、米国市場で、蒸留酒は売上で前年比4%増、販売量では同2.6%増を記録した。また、米国アルコール飲料市場では、2017年、依然40%強の最大シェアを占めるビールがシェアを縮めるのに対して、蒸留酒は36.6%とシェアを広げた。8年連続のシェア拡張となった。この結果は、米国消費者の中でも特にミレニアム世代による、高価格帯のプレミアム蒸留酒の嗜好を反映しているという。
海外市場においても、米国は蒸留酒の輸出量を増やし、また売上でも前年比14.3%増を見せている。特にライ麦を主原料とするライ・ウィスキー、リュウゼツランを主原料とするメキシコ特産蒸留酒メスカル、スーパープレミアム・ブレンデッドスコッチ、スーパープレミアム・ジン、スーパープレミアム・ラムの伸びがそれぞれ顕著である。
(DBR, Feb.5, 2018)