飲料缶で、3種類のイメージを発信
2018年 2月13日
飲料メーカーと消費者をつなげるインタラクティブ機能を、製缶会社クラウン・ベヴキャン欧州中東社とインキ・メーカーのクロマティック・テクノロジーズ社がコカ・コーラ社向けに開発した。
“リビール(Reveal)インキ”は、温度により飲料缶上の色を変化させることで、消費者が飲料を飲み始めてから飲み終えるまでに、複数のメッセージやイメージを表示することができる。缶が冷えると2色のサーモクロミック・インキが同時に現れ、そして、飲料を飲み終えるとそのうちの1色が消える。飲料缶を購入した時点でのオリジナルのイメージ、次に、冷えた時のイメージ、最後に、缶の中身を消費し終えた時の第3のイメージが、消費者の前でそれぞれ展開される。
今回の場合は、缶が十分に冷やされると、缶に描かれている人物や動物が発するメッセージが現れ、飲料を全て消費すると、その下に隠されていた、ブランドのウェブサイトに導くQRコードが現れる。そこでは、このために特別に制作された動画コンテンツが消費者向けに用意されている。
リビール・インキは、リトアニア、ラトビア、及びエストニアで販売されるコカ・コーラ社ブランドのコーク、コーク・ゼロ、ファンタ及びスプライトの缶に使用される。
(CanTech, Feb.12, 2018)