クラウン社、インドネシアに拠点増やす
2017年12月19日
クラウン・ホールディングズ社(米国)は、子会社のクラウン・アジア・パシフィック社を通じ、インドネシアのジャカルタ近郊に飲料缶製造工場を完成させた。
同社にとり、アジア・太平洋地域で16番目を数えるこの新工場は、年間6億5,000万缶の最高生産能力で、330ml標準型2ピース・アルミ飲料缶を中心に製造しながら、様々なサイズのスペシャルティ缶の需要にも応える。
同社初のインドネシア工場であるこの新工場には、同様の生産力を有する第2ライン、及び、飲料缶蓋製造ラインも備えられている。
クラウン・アジア・パシフィック社は、今年9月には、新世代の軽量スーパーエンド(SuperEnd®)缶蓋を発表した。サステナビリティに対応するスーパーエンドは、従来の202径(52mm)缶蓋と比較し、10%強の材料使用量を削減する。再生材料であっても、缶蓋に品質上や物理的特性の低下は認められず、再使用が可能である。
人口の多さで世界第4位であるインドネシアは、今後、飲料缶需要が高まることが予想される。
(Packaging BR, Dec.11, 2017)