ウォーター用ボトル、環境への影響軽減に努力
2017年11月30日
北米市場のPET、HDPE、及びビン製ウォーターボトル製造のための材料使用量が、2007年から2015年の間に40%以上軽減されたことが、国際ボトルドウォーター協会(IBWA)による調査で明らかになった。
ボトルドウォーター1ギャロンにつき使用されるボトル全体の材料の重量は、ラベルとキャップを除いた場合、2015年には73.9gとなり、8年前の129gから42.8%軽減された。
IBWAはまた、ボトルドウォーター製造会社による水管理について、水処理・充填の改善により地下水抽出量削減、工場における水使用量の制限、源泉の監視などを含めた多くの対策が取られており、その結果、ボトルドウォーターは、その製造工程において、容器に詰められて販売される他のどの飲料よりも全体の水使用量を低く抑えることに成功していることを報告した。現在、1リットルのボトルドウォーターに対し、充填される1リットルのウォーターを含め1.32リットルしか使用されていないと報告されている。
2016年、北米におけるボトルドウォーターの消費量は、初めて、炭酸ソフトドリンク消費量を上回り、米国で最も飲まれている飲料となった。2017年に入っても、ボトルドウォーターの人気は衰えていない。
(FOODBEV MEDIA, Oct.27, 2017)