コカ・コーラ社がペプシコ社シェアを奪いつつある、米国RTDコーヒー市場
2017年11月 9日
今、米国飲料市場でRTDコーヒー・カテゴリーに勢いがある(弊社業界情報2017年10月5日付に関連記事)。2011年以来、毎年2桁の成長を続ける、過去5年間で最も急成長したノン・アルコール飲料、それがRTDコーヒーである。
米国RTDコーヒー市場では、現在、スターバックス社(コールドブリュー、アーモンド・ミルク・フラップ等)と提携するペプシコ社が圧倒的なシェアを占めている。
しかしながら、いずれは、RTDコーヒー市場における勝者は、コカ・コーラ社になりそうだと、Wells Fargo社市場調査チームは報告している。
コカ・コーラ社のRTDコーヒー・カテゴリーにおける成長は、ドーナツ・メーカーであるダンキン・ドーナツ社(同ブランドのアイスコーヒー)、及び、マクドナルド社(McCafeコーヒー及びMcCafeフラッペ)との業務提携によるところが大きく、また、今後はさらに、コカ・コーラ社が株主でもあるエナジードリンク・メーカーのモンスター社による製品 (“ハイブリッド・コーヒー”エナジードリンクのJava Monster、Caffe Monster、Espresso Monster)も何らかの影響を与えるものと予想される。コカ・コーラ社が販売する、これらブランドによる画期的RTDコーヒー製品に、徐々にではあるものの、ペプシコ社/スターバックス社製品の市場シェアが奪われつつある。
(Beverage daily.com, Nov.3, 2017)