飲料缶売上が世界各地で好調、クラウン社
2017年10月24日
製缶会社であるクラウン・ホールディングズ社(米国)は、今年第3四半期の北米市場での業績が、北米地域の清涼飲料メーカーへの好調な缶売上を受け、前年同期比6%増となったことを報告した。同社は、昨年末から今年にかけて、米国ニューヨーク州及びメキシコで飲料缶製造工場を立ち上げている。
また、欧州、アジア太平洋地域でも同様に飲料缶売上が上向く結果を出した。アジア太平洋地域では、中国市場で回復の兆しが見られ、また、ベトナム及びインドネシアでは今年操業を開始した新ライン/新工場が順調に稼働しており、来年には、ミャンマーでの新工場稼働も予定しているため、この上昇傾向は続くものと予想される。
同社の第3四半期は、飲料缶、食缶、およびエアゾール缶全てにおいて世界各地域での販売数量が増えており、事業全般にわたり安定する結果となった。特に飲料缶は、ブランドオーナーのみならず消費者も好んで選ぶ容器であることに変わりがなく、また、最も環境に優しい飲料容器として世界中に広く認知されていることをこの業績が証明していると、同社はコメントしている。
(The Canmaker, Oct.19, 2017)