ハイネケン社、カウンタートップ用ドラフトビール・システムを発表
2017年10月19日
ビールメーカー、ハイネケン社(オランダ)は、“カウンターのある空間をバーに変える”と同社が宣伝する、小型ドラフトビール・システムを発表した。
A4サイズの紙ほどの面積(約3 x 12インチ)内に収まるBLADEシステムを、電源のあるカウンタートップに置き、事前に冷やした専用ケグをシステム内に納めることで、その場でプレミアムビールを味わうことができる。
英国には酒類販売を認可された店舗のうち2万軒近くが、瓶ビールとシードルしか提供しておらず、その理由として、ドラフトビール・システムを収納するスペースあるいは資源がないことを挙げている。ハイネケン社は、ここに大きな需要があると見て、このような外食産業向けにシステムを販売する。その他の可能性ある市場として同社が挙げるのは、ブティックホテル、目抜き通りに面したレストラン、劇場内バー、カフェ、コーヒーショップ、映画館、美容院、屋台、イベントケータリング、企業のパーティなどである。
現在販売されているBLADEシステムは、8リットル・ケグ用で、来年には、種類を拡張する予定である。
ハイネケン社は、2013年後半から2014年にかけて、家庭用に、ドラフトビール・システム “サブ”を欧州の限定地域で販売している (弊社業界情報2014年10月28日付に関連記事)。
(Beverage daily.com, Oct.16, 2017)