ミニ缶でコカ・コーラ製品売上が増加
2017年 9月19日
北米市場では、炭酸飲料消費量の減少が続くにも関わらず、昨年、“ミニ”缶を使用するコカ・コーラ製品の売上が、前年比2桁の増加を見せた。
北米市場で、標準サイズである12ozよりもむしろ大きめあるいは小さめのサイズを含めた広範囲に渡る缶を提供する製缶ラインに投資を続ける製缶会社にとっては、コカ・コーラ社のような大手飲料メーカーが、小さめのサイズの容器を積極的に使用するトレンドはうれしい知らせである。一方、2011年に容器全体の60%以上を占めていた2リットル容量のボトルやそれ以上に大きなサイズの飲料は、現在ではおよそ50%にまで縮小している。
それゆえ、容量では、コカ・コーラ社の炭酸飲料は減少傾向にあるものの、コーク、スプライト、ファンタなど同社の中核となる炭酸飲料ブランドの売上高は、扱い易い、サイズの小さな容器の利用で、増加している。
(The Filling News, Sept.8, 2017)