コカ・コーラ社、自販機にAI利用
2017年 9月 7日
コカ・コーラ社は、AI(人工知能)を利用する“スマート・デジタル”自販機開発に取り組んでおり、まもなくニュージーランドで使用開始する。その後、米国での展開も予定する。
コカ・コーラ社は、自販機をクラウドにつなげることで、デジタルで全自販機を管理する。これにより、コカ・コーラ社は、自販機で販売される製品の価格調整、割引提供、特定地域だけの販促活動などを遠隔操作で実施可能になる。
消費者にとっては、スマホを利用することで、現金やカードの挿入が不要となり、自販機に着く前に支払いを済ませたり、自分の居る場所から最も近い自販機の位置情報を得ることができる。遠く離れた地域・国にいる家族や友人のために、飲料を購入することも可能になる。さらには、フェイスブック・メッセンジャーを介して、自販機ボットと会話し、その会話では、フェイスブックで収集される消費者個人データを基に、カスタイマイズされたメッセージを自販機ボットが配信することも考えられる。
自販機デジタル化をAIで強化することで、コカ・コーラ社は、消費者の行動をより細かく理解し、製品・サービスの向上につなげる。
(Forbes, Aug.30, 2017)