オレンジピールのように分解するプラスチック製包装をコーヒーパッグに
2017年 8月31日
昨年、廃棄すると“オレンジピールのように分解する”よう作られた、生物分解可能なプラスチック製包装“Tipa”が、今回、コーヒー・パッグ用に発表された。
9月29日のコーヒーの日に合わせて、気密性が高く、高鮮度を維持する、100%生物分解可能なTipaのコーヒーバッグへの採用が発表された。
Tipaはイスラエルで開発され、現在では米国にも販売店を持つ。
このプラスチック製包装は、使用後、食べ物とともに捨てることができ、その後、食べ物の場合と同様に、包装の100%が堆肥となり新しい植物を育てることに寄与する。現在、世界の食品・飲料用包装の半分以上が、純粋なポリマーではない複数の材料を混合させた、リサイクルされるには長期間を要する、あるいはリサイクル不可能なフレキシブル・プラスチックであるとTipaの開発者は述べている。
高めのコストに関わらず、Tipaを利用したいと希望するブランドは、企業及び消費者のサステナビリティの意識の高まりから、増えているという。
(Beverage daily.com, Aug.25, 2017)