英国で初、ウォーター売上がコーラを超える
2017年 8月15日
英国及びアイルランドでは、昨年、前年比10%増の売上を記録したウォーター(ノンフレーバー)が、各飲料メーカーにより販売されるコーラ全体の売上を同市場で初めて上回ったことが、市場調査会社ニールセン社の報告により明らかになった。米国でも同様の現象は見られており、
2016年の米国内清涼飲料売上で、ボトルドウォーターが、初めて炭酸飲料を抜かし、最上位となっている。(弊社業界情報2017年3月16日付に関連記事)
英国・アイルランド市場の他の飲料については、フレーバー・ウォーター、エナジードリンク、果汁入り/無し炭酸飲料が昨年売上を伸ばした一方で、コーラ各種に加えレモネードが売上を落とした。
炭酸飲料用容器としては、缶が、同市場で全体の31%を占め、25cl及び50clサイズの缶が好調である。
缶はまた、持ち帰り用のビールの容器として安定した人気を誇っており、昨年は、全体の64%を占めた。店頭では、特にクラフトビールに好んで使用される33cl缶の売上増が目立つ。サイダー(シードル)部門においては、缶が、従来使われてきたビン及びPETボトルからシェアを奪いつつある。
(The Canmaker, Aug.14, 2017)