クラフトビール醸造会社が今求める 缶充填サービス
2017年 6月 1日
クラフトビール・メーカーは、地元の人々にアピールするビールを作り出すことに情熱を傾ける一方で、より大きな市場にも挑みたいという夢を抱いていることも否めない。缶こそが、その夢を実現する容器であることは間違いないが、それは缶充填ラインと、遠方の小売業者とつながるために必要な流通網への投資が必要となる。
移動式缶充填サービスは、そのような投資をいくらか軽く、また容易にする。
米国では現在、移動式缶充填サービス業者が急速に増えている。
米国北東部で展開するある業者は、缶充填ラインの貸し出し以外に、あらゆる種類の印刷缶の提供、また大量の印刷缶を大手製缶会社より入手し、最長9ヵ月間無料で保管するなどのサービスも行う。
缶充填サービス業者は、多くのクラフトビール・メーカーが、ビール醸造に注力したいがために時間を十分にかけ難い、しかし品質の基本となる缶充填工程を狙い、そこにビジネスを見出している。
(The Canmaker, May 31, 2017)