米国飲料缶出荷量、清涼飲料水売上低迷による影響少なく

2017年 5月 2日

今年第1四半期の米国における飲料缶全体の出荷量は216億缶で、うち、アルコール飲料缶の出荷量は、前年同期比3.9%減、清涼飲料缶は、同0.8%減となったことが、米国缶製造者協会(CMI)により報告された。
一方、市場調査会社ニールセン社は、3月25日締めの12週間での炭酸飲料の消費量が、前年同期比2.7%減少したことを報告した。両社各々の調査結果は、対象期間で多少のずれがあるものの、消費量の減少ほど缶出荷量が減少しておらず、それは、特殊缶の需要が依然として上昇していることと強く関連しており、今後もその状況は続くと見られている。
飲料缶製造会社各社の北米市場でのシェアは、ボール社 44%、クラウン・ホールディングズ社 20%、アルダー・グループ 17%、メタル・コンテイナー社(アンハイザー・ブッシュ社傘下) 15%、及び ロッキー・マウンテン・コンテイナー社 4%(ボール社及びミラークァーズ社のジョイントベンチャー)となっている。

(The Canmaker, May 1, 2017)

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