インドでボール社初となる飲料缶製造工場 始動

2017年 4月27日

製缶会社ボール社は、同社にとってはインドで初となる飲料缶製造工場を始動させた。正式な開場は、モンスーンの季節が終わる9月に予定されている。
このインドでの工場建設計画は、元々は、レクサム社が、ボール社に買収される以前の2015年の早い時期に、レクサム社により発表されたものである。

同時期に、レクサム社は、ムンバイ近くの産業地域の飲料缶工場も買収している。これは、元は、レクサム社とインドのヒンデゥスタン・ティン・ワークス社との間で、2007年に創業した飲料缶製造ジョイント・ベンチャー事業によるものであった。2012年には年間約10億缶近くの生産能力にまで拡張された(弊社業界情報2015年2月17日付に関連記事)。
今回始動させたSri Cityにあるボール社の工場は、飲料メーカーであるペプシコ社がインドに持つ最大の充填工場に近接している。
製缶会社にとり顧客となる飲料メーカーが充填工場への投資を増やしているため、インドでの飲料缶需要も同時に上昇しているのが実態だ。
ポーランドの製缶会社キャンパック社は、2009年よりインドで飲料缶製造工場を操業させており、現在、年間10億缶以上の生産能力を誇っている。

(The Canmaker, Apr.25, 2017)

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