ティーへ高まる人気、米国
2017年 4月25日
米国で、ティー(お茶飲料)カテゴリーの人気が広まりつつある。
米国各地で、お茶飲料に特化したショップが増えている。“matcha”(抹茶)フレーバーも今やトレンドである。この6月には、ティー・ビジネスのための展示会、ワールド・ティー・エキスポが、ラスベガスで開催される。
ティー消費から得られる健康維持、体質改善、アンチ・エイジング等の科学的調査に基づく効果は、メディアを通じ、確実に今の米国人の飲料選択に影響を与え、毎日ティーを消費する米国人を増やす大きな要因となっている。これまでの50代~70代前半のベビーブーム世代中心のファンに加え、サステナビリティを重視するミレニアル世代の間にもティーを好んで飲む人が増えている。
多くの米国人にとり、コーヒーは朝飲む飲料である一方、ティーは、午後、気分を緩やかに高めたい時、あるいは、夜、リラックスしたい時などに味わう飲料ととらえられ、そのような多様性が新しいティー・ファンを増やしている。
米国は依然として“コーヒー”派が多い国であることに変わりはないが、老若男女全ての間で、ティーへの関心の高まりが見られるのも確かである。
今後、家庭向け、及び外食産業向けに、取り扱いの簡単な茶ブリュー・システムの需要も高まりそうだ。
(SmartBrief, Apr.24, 2017)