コールドブリュー・コーヒー、ニトロ缶でデビュー
2017年 4月 6日
泡を抱くRTDコールドブリュー・コーヒーが、今週、英国拠点のコーヒーメーカー2社によりそれぞれ缶で発売された。いずれも、アルダー・グループが供給するニトロ缶を使用する。
アルダー・グループは、ギネス・ブランドなどドラフトビールのために開発されたプラスチック製ウィジッドを使用する技術を、そのままコールドブリュー用に採用しており、同社にとり、コーヒーにニトロ缶を採用し商品化するのは今回が初めてとなる (弊社業界情報2016年1月21日付及び10月27日付に関連記事)。
「タップからサーブされるニトロ・コールドブリュー・コーヒーは、英国のコーヒーショップでは、最も新しいトレンドとなっている」と、今回ニトロ缶を採用した一社であり、プレミアム・コーヒーを専門とするMinor Figures社はコメントする。同社は、今回、同社で一番人気のあるブラックにニトロ缶を使用した。
ニトロ缶の仕組みは、液体窒素を注入したプラスチック製カプセルが、コーヒー充填前にニトロ缶の缶底に設置されることで、充填後、開口と同時に独特な音を発すると同時に、コーヒーをグラスに注ぐと、窒素が放たれ、コーヒー上部に泡をつくるというものである。
アルダー・グループ供給のニトロ缶は、本日から開催されているロンドン・コーヒー・フェスティバルでも紹介される。
(The Canmaker, Apr.4, 2017)