米国ビール全販売量の12.3%がクラフトビール
2017年 3月30日
2016年、米国で営業活動を行っていた醸造所は前年比16.6%増の5,301社であり、また、小規模・独立性の高い、いわゆるクラフトビール・メーカーの全販売量は、米国ビール業界全体の12.3%、売上では全体の21.9%、をそれぞれ占めていることが、米国ブリューワーズ協会(BA)(コロラド州ボールダー)により報告された。
米国人のビール購買力は安定している一方で、販売量が減少しているメジャービール・メーカーは、クラフトビール買収に戦略を集中させているのが現状である。これが、クラフトビール・メーカーの成長を減速させており、同時に、消費者にとっては、特定のクラフト・ブランド購入を困難にさせている。
平均的なクラフトメーカーの事業規模は、以前よりも小規模化し、また、その成長もクラフト・カテゴリー内でより拡散している。
米国で営業活動を行っているビール醸造所の内訳は、マイクロブリューワリー3,132社、醸造所併設パブ1,916社、地元に特化するクラフトビール・メーカー186社、そしてメジャービール・メーカー/クラフトビール・メーカー以外が67社。小規模で且つ独立しているクラフトビール・メーカー/醸造所が99%を占める結果となった。
(Beverage Industry, Mar.29, 2017)