コークとペプシ、容器小型化でソーダ税にも対応

2017年 3月23日

昨秋の高糖度炭酸飲料への課税、いわゆるソーダ税が開始されて以来、米国ペンシルバニア州フィラデルフィアでの炭酸飲料売上は低迷を続けており、飲料メーカーのコカ・コーラ社とペプシコ社いずれもが、課税額が多少なりとも下がる小型容器を積極的に販売している。
ペプシコ社は、炭酸飲料への課税を開始したフィラデルフィアの地域で、従来販売していた2リットル・ボトルを1リットルサイズに切り替える。ペプシコ社によれば、大型容器のペプシは、フィラデルフィア市内で50%以上売上を落としているという。
一方、コカ・コーラ社は、同市内において、小型容器を使用する製品の売上が好調で、2016年には、7.5ozミニ缶売上が前年比9%増、1.25リットル・ボトルでは9.5%の伸びを見せている。容器小型化は、フィラデルフィアによるソーダ税施行がきっかけではなく、米国消費者が望むものであるからだと、コカ・コーラ社は述べている。

(philly.com, Mar.22, 2017 / AP, Mar.21, 2017)

業界情報一覧