米国クラフトビールのパイオニア、売上低迷に警戒感
2017年 2月28日
今の米国クラフトビール・ブームの火付け役、ボストン・ビール社は、今、クラフトビール売上の勢いが弱まっていると警戒感を強めている。
ボストン・ビール社の株価は、先週木曜日、5%以上下がった。同社は、その前日に、昨年第4四半期業績とともに、今年2017年の見通しが明るいものではないことを報告していた。昨年第4四半期では、同社の人気ハードサイダー・ブランドであるアングリー・オーチャードの売上も伸び悩み、今年のサイダー売上もまた、クラフトビールと同様、現時点で失速傾向にあるとボストン・ビール社は発言している。
クラフトビール全般については、米国市場で、確かに依然ほどの勢いはないものの、伸びを見せている飲料セグメントのひとつである。一方、ボストン・ビール社を、その規模の大きさから、純粋なクラフトビール・メーカーと見ていない消費者も少なくない。
(CNBC, Feb.23, 2017)