バーで使うデスクトップ型ビール缶シーマー

2017年 2月23日

米国のクラフトビール・ファンは、今後、バーで、充填されたばかりのビール缶を入手することができそうだ。
最近の米国クラフトビール関連のニュースと言えば、従来のビン使用に加えて缶も採用、あるいは缶に移行するという内容のものが多いが、小売店での売上を伸ばすために、充填・密封機械を使用して缶クラフトビールを販売するメーカーも増える傾向にある。それに伴い、醸造所併設バーでも、ビールをその場で缶に詰める少量専門の装置を求める声が高まっている。
米国のミシガン・テクノロジカル大学卒の三人がその必要性に応え、昨年、“デスクトップ型”ビール缶シーミング機 Oktober MK16を発表した。
この機械は、缶、缶蓋、ラベル(シュリンク・ラベルも含む)、及び技術サポートも含めた缶ビール生産のために必要とされる全ての作業を、小規模醸造会社に提供するものである。およそ2,000ドルで、バーは、ビール・ファンのために、特別にデザインされるアルミ缶に、好みのビールを入れて提供することが可能となる。ビールはタップから注がれ、缶上部に蓋を置き、シーマーで巻き締められる。当初の12oz、16oz 缶に加え、12ozスリーク缶、8ozスリーク缶、インペリアル・パイント(19.2oz)缶、欧州サイズ 500ml、400ml、330ml缶にも対応する。自動化も視野に入れる。

(The Canmaker, Feb.22, 2017)

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