クラウン社、東南アジアの飲料缶製造能力増強
2017年 2月 7日
製缶会社クラウン・ホールディングズ社は、飲料缶製造において、2016年営業利益で前年比26%増、また、世界全体の出荷量では前年比3%増を報告した。また、インドネシアとミャンマーでの飲料缶製造工場建設、さらにはベトナムの既存工場での増設を明らかにした。
同社は現在、インドネシアでは同社初となるD&I 飲料缶製造工場をジャカルタに建設中で、今年9月末に供給を開始する。また、ボール社が昨年後半に操業開始させた新工場を置くミャンマーのヤンゴンで、クラウン社もまた新工場を建設中であり、2018年上半期操業開始を目指す。ベトナム・ダナンにある製缶工場では現在、D&I 飲料缶製造ライン第2ラインを増設中である。カンボジアでは、同社にとり2番目となる製造拠点を昨年末に完成させている。
クラウン・ホールディングズ社は、東南アジア以外の地域でも能力増強を進めている。昨年には、メキシコ、米国ニューヨーク州にてそれぞれ新工場を操業開始し、また、トルコでは増設を終えたばかりだ。今年第2四半期には、フランス及びコロンビアにある同社既存設備の増設工事がそれぞれ完了する予定である。
(The Canmaker, Feb.3, 2017)