ボール社、スペインに飲料缶製造工場建設
2016年12月27日
世界最大の飲料缶製造会社、ボール社は、スペイン・マドリッドから北西に位置するカバニージャ・デル・カンポに飲料缶製造工場を建設する。
1億5千万ドルが投じられる新工場は、2017年始めに建設が開始され、初期年間生産能力12億缶、缶サイズ330ml 及び 500ml の製造ラインを2018年始めに稼働させる。
今年レクサム社の買収成立に伴い、レクサム社がスペインに所有していた製缶工場をアルダー・グループに売却、また、スペインの顧客にアルミ缶を供給していたフランスの製缶工場も売却した。一方で、ボール社は、レクサム社所有のスペイン・バルセロナ近郊の工場を吸収している。新工場は、これまで契約していた顧客への今後の缶供給を維持する目的もある。スペインには、その他に、クラウン・ベヴキャン社が所有する飲料缶製造工場2工場がある。
スペイン及びポルトガルの飲料缶需要は、欧州内では、英国に次ぎ2番目に大きい。この市場の清涼飲料、ビールの缶充填量はいずれも、2015年に前年比増加している。
(The Canmaker, Dec.22, 2016)