コカ・コーラ社、カンボジアおよびガザ地区に工場開業
2016年12月 8日
コカ・コーラ社は、今週月曜日、カンボジアの首都プノンペンの郊外に、1億ドルを投じた生産拠点を開業し、東南アジア地域での生産能力を拡張する。
コカ・コーラ社は、また、先週、パレスチナ暫定自治区のガザ地区に、地元の事業パートナーであるナショナル・ベヴァレジ社とともに、2千万ドルを投じ、充填工場を開業した。長年の戦闘で住民の不安が続くとともに、人と物の出入りが厳しく制限されているこの地区では、缶やプラスチック製容器のための原料調達は困難であるため、リターナブル瓶(繰り返し使用可能な瓶)が使用されることになる。
失業率が40%を超え、特に若年層の2/3近くが無職であるという現状のガザ地区で、この充填工場の存在が、希望の象徴となると歓迎されている。
(The Wall Street Journal, Nov.30, 2016 / Reuters, Dec.5, 2016 / The Canmaker, Dec.7, 2016)