飲料缶は、3度変わる
2016年12月 1日
既に商品化されている標準型サーモクロミック・テクノロジーでは、飲料が飲み頃の温度に下がると、缶デザインの一部の色が変わるという2段階の色変化を提供している。今回、製缶会社クラウン・ホールディングズ社(米国)傘下のクラウン・ベヴキャン・ヨーロッパ&ミドルイースト社が明らかにした技術は、2色の異なるサーモクロミック・インキを使用して、飲料消費後に、3段階目となる効果が現れるというものだ。
常温から冷蔵されると色が変わり、その後、飲料が消費され温度が再び上昇すると、イメージ変化が起こる。
このテクノロジーを利用する缶デザインとして、例えば、飲料が飲み干されると、缶デザイン上に「当たり」などのゲーム結果の文字が現れるなど、新種のキャンペーンと合わせたものが考えられる。
(Beverage daily.com, Nov.21, 2016)