プラスチックボトルを使用しないウォーター、大学キャンパスでも受け入れ
2016年11月24日
ジャストウォーター(JUST® water)は、紙を主要原料として作られたボトルを使用する100%天然水の製品で、今回、米国コロラド州ボールダーにあるコロラド大学(CU)で販売開始された。
コロラド大学ボールダー校では、プラスチック製ボトルのウォーター販売の完全禁止については長年の懸案事項であり(同大学コロラドスプリングス校では2010年に禁止)、学生に向けて、一度の使用に限られるプラスチック製ではなく、再生可能なボトル、マグ、バッグ等の使用を奨励してきた。大学のこのような指針の下、学生たちは、プラスチックに代わる、環境に優しい容器を積極的に模索し、その結果たどり着いたのが、このジャストウォーターである。
ジャストウォーターは、水に恵まれたニューヨーク州北部のグレンズ・フォールズを源泉とする100%天然水である。使用されるボトルは、再生可能な原料82%(認定・管理される木々から作られる紙54%、サトウキビ由来のプラスチック28%)を含有する。よって、ジャストウォーター・ボトルは、通常のPETボトルと比較し、温室効果ガス排出量を最大74%削減する。
ジャストウォーターとそのボトルは、環境に優しい消費財を提供することを使命とするジャスト社と、コロラド州を本拠地とする健康・機能性飲料メーカー、ニュー・エイジ・ベヴェレジズ社との提携を通じ、実現した。ジャスト社は、その使命に賛同する投資家、アーティスト、科学・開発コミュニティ・メンバーなど多様な業界の人々/組織により形成され、今回、同社初の製品となるジャストウォーター発売も、彼らにより支援されている。
ジャストウォーターは、2015年に、米国の大手自然食品専門スーパーのホール・フーズ・マーケットにて発表され、現在、コロラド大学キャンパス内だけに限らず、その他の大学キャンパスやスーパーでも販売されている。
(BevNet, Nov.21, 2016)