ミャンマー初のアルミ飲料缶製造工場、稼働開始
2016年11月22日
ミャンマーでは初となる2ピース・アルミ飲料缶製造工場が、先週、操業開始した (弊社業界情報2014年5月22日付、2016年5月10日付に関連記事)。
ボール社が4,500万ドルを投じ、首都ヤンゴン近郊のティラワ経済特区(SEZ)に建設したこの工場は、年間4億5千万缶から5億缶の製造能力を持ち、ミャンマー国内のビールメーカー及び清涼飲料メーカーへアルミ D&I 缶を供給する。
主な供給先には、コカ・コーラとサンキスト・ブランドをミャンマーで生産するミャンマー・ベヴァレジ社、日本のアサヒグループホールディングズ社とミャンマーの飲料メーカーLoi Hein社とのジョイントベンチャー、Asahi Loi Hein社が含まれる。
ミャンマーでは、2013年のコカ・コーラ社の充填工場操業開始以降、ビールメーカーのカールスバーグ社(デンマーク)、ハイネケン社(オランダ)も同国に生産拠点を作り、飲料ビジネスで、今後の成長が大きく期待されている。
このミャンマー工場は、建設計画が明らかにされた2年前には、ボール社と、日本の自動車部品メーカー、コーヨーラド社とのジョイントベンチャーとして発表されていた。
(The Canmaker, Nov.21, 2016)