コカ・コーラ社、他のブランドにも少量サイズを適用
2016年11月17日
コカ・コーラ社が、コークの容器として、少量サイズ缶/ボトルの採用を進めていることは既に知られているが、同社は、少量サイズ容器のコーク製品需要が2桁近くの割合で伸びているため、この戦略を同社のもう一つの人気ブランドであるファンタ及びスプライトにも適用し始めている。
コカ・コーラ社は、昨年、売上低迷から脱却できない状況の中、量よりも利益を重視し、昨年第2四半期に、世界の全市場で3%高い価格に設定し、それに伴い、北米市場でも、プレミアム価格に設定した少量サイズ缶/ボトル戦略を推し進めてきた。そして今、同社は、同様の戦略を、同社長年の人気ブランドであるファンタとスプライトにも適用する。少量サイズ容器の製品は、現時点で、同社全製品の15%しか占めていないため、そこに売上増を大きく期待することは長期的な計画であり、また、大きな賭けでもあると、同社北米部門代表のダグラス氏はコメントする。
一方、コカ・コーラ社は、米国市場で、RTDコーヒー飲料の販促にも注力する。来年早々、コールド・ブリュー・コーヒー及びボトル・ティー・ラッテ新製品を投入するほか、ダンキン・ドーナッツ・ブランドのアイスコーヒーも各小売店で販売開始される。
(The Drum news, Nov.16, 2016)