北米の飲料缶出荷量、増加
2016年10月20日
北米市場での飲料缶出荷量は、9月末締めの第3四半期で、前年同期比1.5%増加した。
第3四半期の飲料缶出荷量は248億7,000万缶で、統計上で北米市場にカナダを加えた2012年以降、第3四半期としては最も高い増加率となり、また、出荷量も2013年第3四半期では最も高いものとなったと、米国缶製造者協会(CMI)は報告している。
内訳は、ビールを含むアルコール飲料用缶の出荷量が、103億7,000万缶で、前年同期比1.9%増、また、ソフトドリンク缶の出荷量が、145億缶で、同1.2%増となり、しばらく続いていた下降傾向をようやく上向かせた。
一方、市場調査会社ニールセン社は、ビール消費量が、今期、前年同期比0.2%減少したと発表している。つまり、今期の飲料缶出荷量は、飲料消費量の傾向よりも良い結果となっており、特にビールについては、缶への移行が進んでいると見られる。
(The Canmaker, Oct. 18, 2016)