クラフトビール醸造で成長する米国オレゴン州
2016年 7月 5日
米国オレゴン州のビール醸造事業促進を目的とする非営利団体、オレゴン州ブリューワーズ・ギルドは、2015年、オレゴン州のビール醸造所による雇用、売上及び生産量、これら全てが前年を大きく上回ったと発表した。
同州の醸造所によるビール醸造量は前年比3.5%増加した。また、2015年に醸造所が提供する試飲ルームやパブに訪れた人の数は、週平均で約23万人で、年間にするとおよそ1,200万人が訪れたことになる。
また、2015年、同州で消費されたビール全て(ドラフトビールも含む)の22.1%がオレゴン州で醸造されたビールであった。ドラフトビールに限定すると、その数字は63%とさらに高くなる。
輸出も確実に増えており、昨年66%の増加を見た。カナダの6州と35ヵ国に輸出された。
一方、オレゴン州は、ホップ栽培でも、全米第2位の規模を誇る。
このように、クラフトビール事業がオレゴン州に及ぼす経済的効果は非常に大きい。
現在、ビール醸造所の数が最も多い米国の州は、カルフォルニア州(509醸造所)で、ワシントン州、コロラド州、そしてオレゴン州がそのあとに続く。
(BevarageWorld, June 29, 2016)