ロシア、ビール・ボトルの最大サイズを1.5リットルに制限
2016年 6月16日
ロシア政府は、先週、ビール用プラスチック製ボトルのサイズを最大で1.5リットルに制限する法案を承認した。この規制は、2017年1月1日より、ビールならびにその他のアルコール飲料に適用される。
過去数年にわたり当局により続けられている飲酒規制の一環である今回の施行であるが、同国ですでに実施されているその他の販売/広告の規制ならびに増税(弊社業界情報201年8月25日付に関連記事)で、同国に生産能力を持つビールメーカーはすでに売上低迷に苦しんでいる。ロシアでも主要ビールメーカーであるカールスバーグ社やアンハイザー・ブッシュ・インベヴ社も醸造能力削減や工場閉鎖を余儀なくされている。
ロシアで販売されるビールの半分近くが、ビンよりも安価なプラスチック製ボトルを使用しており、現在でも、ロシアで販売されるビールの20%以上が1.5リットル以上の大型ボトルで販売されている。
(Reuters, June 10, 2016)