ボール社とレクサム社 その後 2

2016年 5月19日

世界最大の製缶会社ボール社による、同業界世界第2位のレクサム社の買収を実現するにあたり、欧州ならびにブラジル当局より一部資産を売却することが条件として提示された。
各市場での売却資産が決定したのち、ボール社の手元に残るレクサム社の代表的な資産はおよそ以下のものとなる:

欧州:
ロシアの製缶工場3+製蓋工場1
セルビアならびにポーランドの製缶工場
スイスの新製缶工場、特にエナジードリンク RedBull 缶製造で高需要に対応

南アメリカ (計13工場):
アルゼンチンの製缶工場2
グアテマラならびにパナマ(そして韓国)でのJV
特にレクサム社のブラジルでのシェアは独占的で、中でもスペシャルティ缶・サイズの需要は現在も伸びている。
またメキシコや中央アメリカでもGDP上昇、人口増加に伴い、缶出荷量は増加している。

米国:
ソフトドリンク用の缶出荷量は低迷するものの、ビール、炭酸飲料、エナジードリンク、フレーバー・アルコール飲料用のスリーク缶スペシャリティ缶/サイズや16ox缶が好調である。また、レクサム社は、クラフトビール・メーカーへの缶売り込みに成果を出している。

中東・アジア:
サウジアラビアのJV
インド、トルコ、エジプト
全体的に需要増が見られる。

(The Canmaker, May 11, 2016)

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