中国の製缶機械製造会社、ボール社に供給

2016年 5月10日

中国江蘇省蘇州を本拠地とする製缶機械製造会社SLACプレシジョン・イクイップメント社(以降、SLAC)社は、現在、米国製缶会社ボール社の東南アジア工場向けに製缶機械を供給していることを、先週米国デンバーで開催された展示会CANNEXでの取材で明らかにした。
SLAC社は、最近では、イタリアの著名な缶蓋製造機器の供給会社、Corima社を買収したことで欧州にも拠点を築き、現在、フランスの顧客向けに飲料缶蓋シェル&コンバージョン・システムを供給する過程にある。
現在取り組んでいるボール社向けの2つのプロジェクトでは、SLAC社は、スリーク缶を製造するための第2ラインに、ターンキー・プロジェクト・マネジメントを提供する。
第1プロジェクトは、ボール社がベトナムに持つジョイント・ベンチャー向けで、現在、現地にて据付が進められている。ここでは、SLAC社は、ボディメ-カーとトリマーそれぞれ9~10台を供給し、うち数台は既存のものとの交換用である。
そして第2プロジェクトは、ミャンマー初の飲料缶製缶工場であり、且つ、ボール社にとっても同国で最初の製缶工場となるヤンゴン工場向けで、SLAC社最新のD&Iボディメーカーならびにトリマーがそれぞれ6台供給される。

(The Canmaker, May 5, 2016)

業界情報一覧