クラフトビール用大型CAN+KEG
2016年 4月 7日
米国の小規模ビール醸造所向けに缶充填・シーミングを含むキャンニング(canning)システムを開発するカスク・ブリューイング・システムズ社は、クラフトビール・メーカー向けに、新しいパッケージ、Cag、を発表した。Cagは、クラフトビールの包装形態、パーティ用ビールの購入やディスペンサーを根本的に変えるものだとカスク社はコメントする。
Cagは、持ち運び可能、リサイクル可能なアルミ缶と、ドラフトビールからは切り離せない樽(Keg)とを融合させた形状を持つ。消費者がパーティなどでクラフトビールを出すために通常必要となるケグ(樽)のために発生する費用、あるいは、重量が重く、値も張るディスペンサー等を不要にする。使用後は、Cagをつぶしてリサイクル用収集箱へ持って行くだけ。
1台高さ36インチの軽量アルミ製Cagの容量は、15.5 USガロン。ドラフトビール・ファンのために、Cag下方部分に取り付け可能な特別タップ(サーバー注ぎ口)も提供する。
同社は、このCag開発と同時に、Cagを一度に5つ充填する充填・シーム機も開発し、今春、カスク社主催によるCagプロモーションのためのパーティ開催と時期を合わせて、販売を開始する。Cagは、飲料缶と同様に100%リサイクル可能。その点も含めて、試験使用では、Cagはアウトドア派のビール・ファンにも好評であったと、同社はコメントしている。
(CanTech, Apr.1, 2016)