米国クラフトビール、輸出量増加

2016年 3月31日

小規模・独立系クラフトビール醸造会社を代表する非営利団体 米国ブリューワーズ協会(BA)は、本日、米国クラフトビール業界に関する2015年輸出増加に関するデータを報告した。それによると、BAによる輸出開発プログラム(052714)に支援され、2015年のクラフトビールの米国からの輸出量は、前年比16.3%増を記録した。2015年は、世界の主だった市場全てに向けて輸出量増加が見られ、中でも欧州のそれは顕著であり前年比33.4%増となった。(アジア太平洋地域:同12.5%増、カナダ:11%増、日本:5%増、ブラジル:4%増)
2015年最も急速に輸出量が増えた国は、アイルランド、オランダ、タイ、台湾。
米国産クラフトビールの最大の輸出先は、2015年も引き続きカナダであり、輸出量全体の51%を占めた。スェーデン、アイルランド、そして英国がそれに続き、それぞれ約10%を占めた。第5位は、輸出量の4%を占めたオーストラリアであった。
米国農務省の出資で2004年に創設された輸出開発プログラムは、展示会、フェスティバル、セミナー、メディア、コンテスト等を通じて、米国産クラフトビールを紹介する機会を作る。現在、米国からクラフトビールを輸出する小規模・独立系醸造会社は、およそ80社に及ぶ。

(BeverageWorld, Mar.31, 2016)

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