ボトルドウォーター、2015年記録的な売上
2016年 3月29日
米国でのボトルドウォーターの売上が、昨年、150億ドルと過去最高額に達した。2020年までにさらに34.7%伸びることが予測されると、市場調査会社ミンテル社の最新報告書は伝えている。
健康志向のトレンドにより、米国消費者が0カロリーのウォーターを好む傾向が強くなっていることを、ミンテル社の調査は明らかにしている。さらに、米国ボトルドウォーター売上増加に寄与する重要な要素として、ウォーターのフレーバーと機能性が消費者により挙げられている。ボトルドウォーターを飲む人々の約半数(48%)が、高糖度ソフトドリンクに代えてフレーバー・ウォーターを飲んでおり、また、フレーバー・ウォーター消費量は、18~34歳の消費者で最も多いとの結果が出ている。また、43%の消費者が、ビタミンを含有するウォーターに強い関心を示している。
一方で、ボトルドウォーターの使用するPETボトルが環境に及ぼす影響を米国消費者は懸念しており、それを理由に、ボトルドウォーターの摂取量を減らす消費者もいる。ボトルドウォーターの販売禁止を実施する、あるいは審議中の米国自治体も複数存在する。
製品開発のみならず、さらに進化した容器開発が、ボトルドウォーターに期待されている。
(MediaPost, Feb.23, 2016)