ハイネケン社、ミャンマーでナンバー1を目指す
2016年 3月24日
アジア太平洋地域で今後の成長が最も期待される国の一つ、ミャンマーには、世界のビール・メーカーも熱い視線を向ける。
ビール・メーカー、ハイネケン社(オランダ)は、6ヵ月前にミャンマー市場に参入し、現在、同市場でシェア第5位の存在である。同社より数か月早く先にミャンマーで生産を開始したカールスバーグ社(デンマーク)が入るまでは、ミャンマーのビール市場は、地元醸造会社に独占されていた。
急速な都市化、人口増加、経済成長そして中産階級の増加を背景に勢い付くミャンマーは、ベトナムに続くと期待されている。ハイネケン社にとり、ベトナムは、10年もかからずに、アジア太平洋地域における三大市場のひとつとなった優良市場である。それだけにミャンマーに寄せる同社の期待は大きい。ミャンマーの一人当たりの年平均ビール消費量はわずか3リットルと、隣国タイよりも少ない。
ハイネケン社は、6,000万ドルを投じた旧首都ヤンゴンにある醸造工場を昨年7月より操業開始し、現在4ブランドを生産している。
(The Nation, Mar.21, 2016)