大型スーパーマーケットで、クラフトビールがメジャービールと同等の扱いに
2016年 2月25日
世界最大のスーパーマーケット・チェーン、ウォールマート社(米国)が、クラフトビールの取り扱い方針を変えた模様だ。来月から、米国ニューヨーク州にあるウォールマート・ストア39店舗において、メジャービールのミケロブならびにバドワイザーが陳列されるいつもの棚の隣に、地元クラフトビール・メーカーのハーレム・ブリューイング社のビール、シュガー・ヒル・ゴールデン・エールが並べられる。
これまで専門スーパーのホール・フーズや地元レストランで販売されてきたハーレム・ブリューイング社にとり、全国展開のウォールマート・ストアで販売されるということは考えもしなかったことだと、同社オーナーは言う。
ウォールマート社は、クラフトビールは成長カテゴリーのひとつとみなしており、これは、米国製造業に携わる人々をサポートする目的でウォールマート社が10年以上かけ2,500億ドルを投資するプログラムの一環でもある。海外での燃料費や労費の変化に伴い、消費される地に出来るだけ近い場所で製造されることが最も効率的になってきているとも、ウォールマート社はコメントしている。
現在、同州ウォールマート・ストアは、ハーレム・ブリューイング社を含む5社のクラフトビールを販売している。
(New York Post, Feb.21, 2016)