ワイン・蒸留酒用に750mlアルミボトル
2016年 2月16日
米国ビール・メーカー、クァーズ・ブリューイング社創業者ビル・クァーズ氏の長男、スコット・クァーズ氏が創業したALeco Container社(米国コロラド州)が、北米のワイン、蒸留酒ならびにクラフトビール用に、大型のアルミボトルを開発、発表した。
同社は、2年前に、軽量D&I 12ozアルミボトル製造のための少量生産ラインを開発し、デジタル印刷を施したアルミボトル12本入りケースを1ケースだけというようなごく少量の注文にも応じていた(弊社業界情報2015年4月28日付に関連記事)。
同社は今、不正開封防止機能の付いたスクリュー・キャップROPPを備える、D&I 技術を駆使したアルミボトル750mlサイズの生産を開始している。同じタイプで650mlサイズ“ボンバー”ボトルも、クラフトビール・メーカーをターゲットに生産中だ。
これまでの少量生産特化の戦略を変更した理由として、少量・低速生産ラインによる12oz、16oz缶製造では事業を存続するに十分な利益が得られなかったことを挙げたクァーズ氏は、今、一時的にその戦略を休止し、より高速なラインへの投資を可能にする事業提携者を探していると説明している。
同社にとり初となる750mlアルミボトルは、2月後半に顧客へ出荷される予定だ。
印刷工程におけるインキ製造会社INX社との協力体制は続いており、今回の印刷工程高速化に貢献する改善もINX社により実施されている。
(The Canmaker, Feb.11, 2016)