日本でアイデアを得たホット缶コーヒー、米国で発売
2015年11月10日
日本訪問の際、自動販売機で購入した缶コーヒーが加熱されているのに驚き、刺激を受けたグロスフィールド氏は、米国に帰国後ホットショット社を立ち上げ、開発に2年半を費やし、来年1月、ホット缶コーヒー「ホットショット」を発売する。
ホット缶コーヒーの多くが自動販売機で売られる日本とは事情が異なる米国で販売するため、ホット・ボックスと名付けた保温庫を自ら考案し、店舗用と、オンラインでも購入可能な、9缶を同時に保温する家庭用に開発した。保温庫の温度は、日本では通常華氏およそ115度であるが、米国市場向けに華氏140度にまで上げた。
「ホットショット」コーヒーは、容量240mlのアルミ缶を使用し、十分に熱くなったコーヒー缶をつかんだ手がやけどしないようにと、デザインの描かれた、缶胴全体に装着されるラベルには、特別に開発された断熱ラベルを使用する。
保温庫に9缶全てを入れると、重量は全体で10lbs(約4.5kg)となる。、保温庫には、持ち運びが容易になるように持ち手が付いている。
「ホットショット」コーヒーのフレーバーは5種類。
グロスフィールド氏のホット缶コーヒーと保温庫に関心を示す小売店や映画館等は少なくないものの、同氏が最初の市場として狙うのは、大学キャンパスである。保温庫ホット・ボックスも学生寮を想定してデザインされている。
ホット・ティー、ホット・サイダー、乳酸飲料の販売も視野に入れる。
(Beverage daily.com, Nov.4, 2015 / HOTSHOT website)